第6回 「黄門様とそば―そば好きの大名達の遺産を探る」

 「黄門様とそば―そば好きの大名達の遺産を探る」

 「絶対的な権力者の好みは、文化を創る。」これは、世界各地の歴史を見てみると、否定できない事実のようです。文化と言っても様々ありますが、衣、食、住、演劇、音楽、絵画、文学等の様々な分野で、時の権力者が好んだものが重要視され、そこに力が集中することにより、結果として思わぬ発展を遂げています。

 独裁的な権力者の取り巻き連中が権力者の意向に過度に忖度するのは、洋の東西を問わずいつの時代でも変わらぬもので、それが良い方向に向かえば、文化の発展にも繋がっていくと言えます。

 そばについても同様なことが言えるようです。江戸時代、各地のそば好きの大名達は、そばの栽培から特色ある蕎麦の誕生等に大きな影響を与えました。現在でもそれぞれの地域で根強い支持を得ている名物蕎麦の多くは、彼らそば好き大名達の遺産と言っても過言では無いと思います。そこで今回は、そば好きの大名達の行動と各地に残したそば文化について探ってみましょう。

幹事長兼事務局長 野上公雄

第6回 黄門様とそば―そば好きの大名達の遺産を探る 2022.9.27

 

第5回 「火事と喧嘩は江戸の華―大火が蕎麦の発展を後押しした?」

 「火事と喧嘩は江戸の華―大火が蕎麦の発展を後押しした?」

 「火事と喧嘩は江戸の華」という言葉がありますが、江戸は火災都市と言われるほど大火が頻繁に発生していました。その大火が蕎麦の発展を後押ししたと言ったら皆様は、本気にしますか? 「風が吹けば桶屋が儲かる」と同じ論法で、大火が蕎麦を発展させたことを説明できますが、実際はこれよりも信憑性が高く、大火を契機に蕎麦は様々な形で発展を遂げてきたと言うことができるのです。

 今回は、江戸の大火と消防体制の変遷、大火を契機として蕎麦がどのように発展してきたのか、その背景を調べてみましょう。

幹事長兼事務局長 野上公雄

第5回 火事と喧嘩は江戸の華―大火が蕎麦の発展を後押しした? 2022.9.7

 

第4回 「江戸で蕎麦が大発展したのはなぜか?―その背景を探る」

 「江戸で蕎麦が大発展したのはなぜか?―その背景を探る」 

 茶道や華道、能、蕎麦切り等我が国の伝統文化的なものの萌芽は、室町時代にあるものが多いが、江戸時代になって太平の世が訪れ、これらの発展と地方への伝播に拍車がかかったように見える。

 蕎麦切りは、江戸時代に技術的にも内容的にも大発展を遂げ、ほぼ現在のような姿になっている。その背景や要因としては、様々なことが想定されるが、これらは相互に影響し合っていると見られる。蕎麦が大発展を遂げた時代背景や主な要因について、複数回にわたって探ってみよう。

幹事長 野上公雄

第4回 江戸で蕎麦が大発展したのはなぜか?―その背景を探る 2022.8.25

 

第3回 蕎麦切りは、いつどこで生まれたのか?

 「蕎麦切りは、いつどこで生まれたのか?」

 全麵協では「そば道」という概念を提唱し、皆でそば道を歩むことを勧めていますが、その基本は、「自分づくり」、「仲間づくり」、「地域づくり」の3本の柱から成っていて、その相互作用により相乗効果が発生することを期待しているわけです。

 そばを様々な角度から幅広く学んでいく「学び」の過程において、他の人と交わり、次第に人と人との輪が広く大きくなり、自らを高めることに結び付き、社会貢献活動にも繋がっていき、それが地域づくりという全麵協の目的達成に役立つこととなります。

 そばに関心を持ちましたら、そば打ちという一部分だけに留まらず、そばを幅広く深く学ぶ姿勢を保ち、そばを楽しみながらそばへの取り組みを継続する情熱を持ち続けていくことが大切で、これが成果を大きく享受できることに繋がります。

 そのような観点から、皆様がそばに取り組んでいく中で、疑問に思うことや興味を持つであろう各種事項を取り上げ、適切な情報を随時提供していきますのでお楽しみください。

  第3回は、「蕎麦切りは、いつ、どこで生まれたのか?」です。これは、そば打ちに取組む人、蕎麦好きな人が最初に抱く基本的な疑問だと思います。これまでにも、様々な説が提唱されてきています。しかし幸か不幸か、この疑問に答える決定的な証拠や説は、今のところ見つかっていません。そこで、今回は、小生の考えも含めいくつかの説を紹介しますので、これを読まれた皆様が自らの研究や推理により、より正確な説を見つけ出すことを期待しております。なお、興味ある説や埋もれていた情報を発見したような場合には、ご連絡いただければ幸いです。

いばらき蕎麦の会  幹事長兼事務局長 野上公雄

第3回 蕎麦切りはいつ、どこで生まれたのか 2022.8.4

 

第2回 そばの栽培は、いつどこで始まり、日本へはいつ伝来したのか?

 「そばの栽培は、いつどこで始まり、日本へはいつ伝来したのか?」

 そばを打つ際の原材料であるそばは、いつ、どこで生まれ、日本にはいつ頃伝来し、どのような形で食べられていたのだろうか? これは、そば打ちに取組む人、蕎麦好きな人が最初に抱く基本的な疑問だと思います。同様に、饂飩やパンの原材料である小麦は、日本人の主食である米は、どうなのであろうか? 調べてみたいと思いませんか!

 しかし、これらの主要穀物の栽培が始まり、各地に伝播していったのは、まだ文字の無かった遥か昔のことであり、証拠は発掘調査によらなければなりません。近年では、調査手法の発展もあって正確な年代の特定ができるようになり、世界各地の様々な遺跡の発掘から、かなり昔にさかのぼる証拠が続々と発見されてきています。新たな遺跡の発掘は、これらの年代を更に遡る可能性を秘めています。

    先ずは、原点に立ち返ってみようということで、今回はソバとムギ、イネのルーツを探ってみることとします。

いばらき蕎麦の会 幹事長兼事務局長 野上公雄

第2回 そばの栽培はいつ、どこで始まり、日本へ伝播したのか 2022.7.25

 

第1回 「けんちん」とは何なのか?その由来は?

 「けんちん」とは何なのか?その由来は?

 私達は、生まれた時のゼロから出発し、様々なことを見たり、聞いたり、学んだりしながら自らを高めていきます。 長い人生の中で、知識を増やし、蓄え、活用していくことには、大きな効果があり、人生を豊かにしてくれるとも言えます。 これは、そばの世界でも同じです。

 そこで、そばに取り組んでいる皆様のために、そばを広く、深く学び、実践していく上で参考となり、考えるヒントとなるような事項を取り上げ、随時紹介していくこととします。

 読まれた感想なり、質問、意見、情報等があれば、遠慮なくお寄せ下さい。 質問等にお答えし、掲載内容を充実させていきたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。

 第1回は、「秘密のケンミンショー」でも放映された「けんちん」について紹介します。

いばらき蕎麦の会  幹事長兼事務局長 野上公雄

 

第1回  「けんちん」とは何なのか?その由来は? 2022.6.14